「アリス事変」用語・設定辞典
本編に出てくる用語や基本的な設定などをまとめています。
正しいような、正しくないような。



▼目次(ページ内リンク)

◆世界の仕組み
◆アリス
◆バックグラウンド
◆虚無化、ヴォイド(虚無)
◆異変
◆バグ(不具合)
◆異世界・異世界人
◆ロールネーム=演技名
◆キャラクター
◆不思議の国
◆トランプ王国
◆トランプ軍
◆王国騎士団
◆時間(時間くん)
◆グリフォンの定期予言会
◆青バラ
◆鏡
◆修理屋
◆永白の国(ecila)
◆嘉月会(かげつかい)
◆魔術
◆認識による具現化の応用(物を取り出す)
◆リアス教国(Liace)
◆イレーザー(リアス教国のロボット兵)





◆世界の仕組み

 全ては素粒子(量子)で出来ている。粒子は様々な状態で重なり合っており膨大なエネルギーの塊として存在している。それは何ものでもあり何ものでもない状態で、無であり全て。観測者が観測することで意識のエネルギーにより現象化する。

 現象は観測者の認識が明確で強ければ強いほど確かなものになる。現象化には混じりけの無い観測、認識が必要。潜在意識下で否定や疑心があれば確率がぶれる。確率は1にならなければならない。

・観測者=観測する者。意識エネルギーの発生体。
・意識エネルギー=観測者が無から認識し、現象化する力。
・認識=観測したものをはっきり理解し存在を認めること。自己解釈。
・残留思念エネルギー=強い意識エネルギーの発生した場所に残ることがある残留エネルギー。観測者の思考と感情を含んだ塊だがそこに自我はない。※残留思念を認識するためには、受け手側に思念に呼応する“受け皿”が必要。「伝えたい」気持ちの先には対象が居るものである……のかもしれない。





◆アリス

 不思議の国を最初に観測した者。不思議の国の創始者、創造神。
 圧倒的な力(意識エネルギー)を有しており、本編では自らが作った世界を壊そうとしている。人々の前に姿を現すことはなく、その正体は誰も知らない。しかし童話『不思議の国のアリス』をベースに世界を創造しているため、恐らく主人公同様に異世界人である。





◆バックグラウンド

 物質が存在する表世界と表裏一体の、表世界を形成するための裏世界のこと。観測と認識を管理している空間。バックグラウンドにあるものは、ありとあらゆるものを設計・構築しているプログラムであり、世界の細胞であり、0と1であり、色であり、香りであり、風であり、命である。バックグラウンドでの改変、消去は表世界に影響を及ぼす。そのため、バックグラウンドを自由に編集できるということは、世界を好きにできるということである。

 バックグラウンドにアクセスするためには特殊なキーが必要であり、またアクセスできても編集権限がなければ手を加えることはできない。キーや編集権限は世界に選ばれた一部の者のみ所持している。権限の最上位者は、創造主であるアリス。アリスはバッググラウンドで世界の消去を進めており、それが表世界では“虚無化”という、空間が存在ごと消えてしまうという現象になっている。

 バックグラウンドには、世界の根本に近い上層部や、表世界に近い下層部など、いくつかの階層が存在する。





◆虚無化、ヴォイド(虚無)

 虚無化とは、不思議の国で本編開始より一年程前から観測されはじめた現象。アリスが不思議の国の存在を否定することで、世界が消滅するというもの。既に大陸の三割もが消滅している。

 虚無化はバックグラウンドで行われており、表世界ではそれがヴォイドという悍ましい怪物として現れ、人々に襲い掛かってくる。ヴォイドに蝕まれた地や食われた(殺された)人々は消滅し、間接的な記録には残るが、人々の記憶からは消える。表世界において物理攻撃で退けることは可能。(アリスの意志より強い意志をもってして、否定を覆すことは可能)

 虚無化の発祥源はリュウグウ岬近付。虚無化の進行方向は一定ではなく、発生場所は東西南北に点在している。
 実のところ、詳しい事はまだ分かっていない。





◆異変

 バックグラウンドに大きな変更が加えられた時、表世界に現れる異常のこと。異常の形は様々で、局地的な異常気象、ポルターガイスト現象、絶滅動植物の復活などがある。異変が出現した場所には、閉じる前のバックグラウンドへの出入口が目撃されたことがあり、異変の近くにアリス、またアリスに繋がる何らかのヒントがある可能性が高い。





◆バグ(不具合)

 不思議の国の脆弱性から起きる不具合。視覚世界の解像度に変化が現われたり、普段使っている文字が突然文字化けして解読不可能になったり、異空間に繋がる穴が開いて人が吸い込まれたりと、その症状は様々。虚無化による異変が始まる前から度々発生していた。異変と比較し小規模で、単なる欠陥だが、放置しておけば広がり他のバグを誘発することもある。





◆異世界・異世界人

 異世界とは、無数に存在する世界の内、観測地とは違う世界のこと。
 通常異なる世界同士は交わらないが、歪(ひずみ)が生じて繋がってしまうことがある。その時に迷い込んでくるのが異世界人。ある世界ではその現象を“神隠し”と呼んでいる。

 不思議の国にはたまに異世界人が出現することがあり、彼らの存在で異世界の存在が知られるようになった。しかし自由に行き来することはできないため、異世界の存在を直接確かめる術はなく、狂人の妄言だと思っている者も少なくない。

 異世界人はロールネームを持たないため、世界に適合できず、その多くは迷い込んですぐに消滅してしまう。稀に一時的に適応し暫く滞在する者も居るが、最終的には不自然な非業の結末を迎えるという。
 異世界人は元々居ない存在である為に世界に何らかの不具合を起こすことが多く、不確かさと不気味さも相まって、不吉な存在として忌み嫌われている。





◆ロールネーム=演技名

 不思議の国における各々の役割のこと。医師、料理人、機械技師など、職業がそのまま役になっていることが多い。より役割が明確で、需要、希少性のあるものに価値があるとされている。各々に割り振られるロールネームは、基本的には出生時から既に決まっており、自身で選ぶことはできない。それは世界のバランスを保つ為で、役割ごとの枠数もある程度決まっているからだと考えられている。

 ロールネームは個人の存在意義そのものに近く、人は生きる限りそれを証明し続けなければならない。それによって周囲の人々や世界は、個人を認識することが出来るようになる。自他共に認識できなくなるレベルになれば、個人は消滅してロールネームを世界に返還(=消滅、死)することになる。そしてまた新たな者が替わりに現われる。その繰り返し。





◆キャラクター

 物語を構成する唯一無二の特殊なロールネームを持つ存在のこと。不思議の国はアリスの意向によって童話『不思議の国のアリス』をベースに作られており、作中に登場する「白ウサギ」や「眠りネズミ」などのロールネームがそれにあたる。
この場合のロールネームをアリスネーム、それを持つ者をキャラクターという。(キャラクター以外の大多数の群衆は俗称「モブ」と呼ばれる。)

 キャラクターは世界に欠かせない駒として組み込まれ、物語を進行する特別な役割である為、アリスには及ばないにしても強い力を持っている。類まれなる運や才能に恵まれていたり、特異な能力を持っていることも多い。キャラクターの種類や個人の能力で差はあるが、一般人(モブ)と比べると圧倒的な存在である。そのためキャラクターを畏れている一般人も多い。

 その他のロールネームと比べ、役割が不明瞭。各々の解釈によるところが大きい。物語を進めることが何より重要であり、ドラマチックな展開のために重い運命を背負わされがち。

 キャラクターによっては、アリスネーム以外に職業などを指すロールネームを別に持っている場合がある。





◆不思議の国

 不思議の国とは国名ではなく、世界全体の通称である。その中で更にいくつかの国家に分かれる。

 不思議の国の外に他の国はない。地図上で見ると海に浮かぶ丸い島国のように見えるが、外界は海ではなく未観測の地で“魔の地”と呼ばれている。勇敢で無謀な冒険者が開拓を志すこともあるらしい。開拓次第では大きくなる可能性を秘めている。不思議の国には誰にも所有されていない無主地もあるようだ。

 文明についてはかなり“現代的”である。トランプ王国を例に挙げると、ランプや馬車など古い時代を思わせるものがあるが、それは単なる様式美。電気、ガス、水道のインフラは充分に整っており、パソコンや携帯電話も存在している。しかし表で堂々と使うことは、世界観を壊すという理由で良しとされていない。街中には電柱の一本も無いが、電力線や通信線は地下に集約されている。

 国によっては世界観を無視し科学の発展に振り切っているところもある。





◆トランプ王国

 不思議の国で、最も領土が大きく人口が多い国。属するキャラクターの数も圧倒的に多い。穏やかな気候と自然に恵まれ、国土の半分を農作地が占める。人口約七千万人の、絶対君主制の国家。ハートの王が治める。
 通貨は何故か“円”であり、主人公の元居た世界と価値感もほぼ一致する。

 王城のある王都と、王が貸し貴族が治める領の13の領があり、領地名は以下。領主は「領地名+卿(例:セブンス卿)」と呼ばれることがある。領は自治体のようなものであり、独立した主権国家となっている公爵領は存在しない。

first ファースト
second セカンド
third サード
fourth フォース:虚無化により消失
fifth フィフス:虚無化により消失
sixth シックス
seventh セブンス:アドルフが領主を務める。イレヴンス領からは遠く離れており、一日に50〜60km進む馬車の場合、七日程度かかる。隣国のリアス教国からの移民が多い。工業発展の目覚ましい領。
eighth エイッス:虚無化により消失
ninth ナインス
tenth テンス
eleventh イレヴンス:ジャックが領主を務める。比較的平和で住みやすい。王都から近く徒歩でも移動可。常盤と黄櫨の家もイレヴンス領内にあるが、街からは離れている。
twelfth トゥエルフス
thirteenth サーティーンス:王都。




◆トランプ軍

 トランプ王国の国家軍。スートを身に着けたトランプ兵が属している。国家保安部に属し、要人警護、王都の巡回、国境警備、出入国管理などの保安活動を行う。各領にはそれぞれの自警団があるが、トランプ軍はそれぞれと密接に連携を取っている。特に国境付近には駐屯している。(各領の動きを見張る目的もある)
 ハート、ダイヤ、クローバー、スペードの四つの部隊があり、ハート部隊の隊長はエース。王国騎士団との関係は良好で、共同で訓練を行う事も多い。





◆王国騎士団

 国王直轄の騎士団。トランプ軍同様に国家保安部に属しており、ジャックが団長を務めている。前身は今は無き女王の国の騎士団。仕事内容はトランプ軍と重なる部分もあるが、公に出来ない機密任務を請け負うことが多い。その一つが異世界人の抹殺である。ジャックはトランプ軍の訓練も監督している。





◆時間(時間くん)

 世界を世界たらしめる重要なファクター(因子)の一つ。
 不思議の国の時間は不規則。気まぐれで、わがままな人格がある。人格のことを指す場合は“時間くん”と呼ぶ。時間には人に流れている時間、世界に流れている時間の二つがあり、前者は人それぞれ速度が異なる。誕生日が来なければ歳をとらないため、時間次第で人より早く老いる者もいれば、ずっと子供のままという者もいる。しかし基本的に、不思議の国には緩慢で永遠のように長い時間が流れている。

 時間くんは人や世界に影響を及ぼす強い力を有しており、一部ではアリスにも匹敵する存在なのではないかと言われているが、ちゃらんぽらんで管理能力が欠落しており、時間自体があってないようなものであるため浮いた存在。

 時間と朝昼夜の関係は別で、明るい朝昼と暗い夕夜は、ハートの女王とトランプ国王がそれぞれ支配している。王が女王を幽閉していることで、本編開始時点では夕方と夜しか存在していない。(日によって変動はあるが、夜16時間:夕方8時間の2:1の関係。9時頃に夜が明け、17時頃に夜になる)

※以下は本編登場、時間に関しての書籍情報より。

 ―――『時間とは何か』
 時間とは、無限を有限に刻むもの。過去と今と未来を作る、変化を生み出すエネルギーである。時間エネルギーを生み出す“ゼンマイ”は国に、街に、人に、あらゆる単位で存在しており、無数にあるゼンマイを管理し時間を司る存在が、通称“時間くん”である。

 ―――『時間くんの正体に迫る』
 時間くんは人格を有しており、意思、感情と思われるものも確認できている。時間くんの所存一つで時間に影響が出るため、その存在を不用意に扱うことは危険である。時間くんを決して軽んじてはならない。時間くんを大切に日々を生きるべきである。

 時計は時間くんとの接点であり、時間くんを一部を垣間見るものである。時計を作る者は必ず所定の手順に従って作らなければならない。時計が大きく、その機構が複雑になればなるほど、時間くんとの繋がりが強くなると言われている。過去に時間くんを支配しようとした国が巨大な時計を作ったが、膨大な時間エネルギーが爆発を起こし大勢の者が行方不明となる事件があった。

 ―――『時間くんの正体に迫る2』
 時間くんは我々の居る表世界において、姿形を持たない。時計など特定の物体を介することで目視可能になる。過去、バックグラウンドに介入した経験のある数人の証言によると、バックグラウンドでは人の姿を模しているという。大人とも子供ともつかない中世的な見た目をしていたという。





◆グリフォンの定期予言会

 的中率90%を超える、グリフォンの予言がおろされる会。月に一度開催される。王や各省の大臣など限られた者のみ参加し、予言内容も重要機密として扱われる。予言の内容は自然災害から流行り病、事件、事故と多岐に渡っているが、世のすべての事柄に対する網羅性はない。あくまでグリフォンがその時視えたものだけ予言としておろされ、その予言の形も時に詩であり、絵であり、歌であるため解読班が設けられているが、解釈が誤っていた場合や、複数に分かたれてしまった場合は、しばしば混乱を生んでいる。

『次なる満月の夜、胡蝶は夢から覚め、世界に終焉が訪れる。美しき羽音が響く時、物語は白紙へ戻り、運命の糸は断ち切れ、世界は虚無に融けこむ。その時、我らは美しき終幕を迎えるだろう』
 解読班はこの予言を、アリスによる不思議の国の終わりと解釈した。





◆青バラ

 闇に咲く吸魂花。人の精力を糧に増殖する危険な花である。近付いた人間には、その者が恐怖や悲しみを抱く姿に見えてしまうため、真の姿の詳細はない。しかし姿を変える瞬間青っぽく見えたという証言や、人間を捕らえる時に植物の蔓のようなもので巻きつくことなどから、青バラと呼ばれている。

 精力を吸われた人間は、元の心身状態や吸われた量によるが、過度の疲労状態や抜け殻状態になる。最悪の場合は生きる気力を失い死に至る。

 光に弱く、火や明かりに照らされればすぐに枯れてしまうため、わざわざ暗闇に出向かなければ危険はない。危険植物として指定されてから駆除も進み、殆ど絶滅した植物。

 昔は闇市で観賞用に取引されていたこともあったが、餌が人間であるため厳しい取り締まりがされ、今はもう手に入れようにも見ることさえ敵わない。





◆鏡

 世界を世界たらしめる重要なファクター(因子)の一つ。可視世界と不可視世界の境界を生み、内と外を隔てるものである。鏡は不思議な力をもってして、時に現実を捻じ曲げる。人の感情を拡大、縮小する。内面や望みを映し出す。不可視世界と可視世界を入れ替える。意識エネルギーの作用を変化させる触媒なのだ。鏡面積が大きい程、その力は強まる。

 時間くんのように人格は無いとされているが、人の意識を原動力とし、姿を模写し、まるで心があるように語り掛けては人をかどわかすという。また、異空間へのゲートにもなり得るという、危険極まりない存在。その為人々が日常で使用するものは、歪めたり、濁らせたり、濃く色付けすることで封印を施した鏡である。

 昔々は、普通に便利な道具として存在していたらしい。
 反射する意識エネルギーが無い時、そこには深淵があるばかりである。





◆修理屋

 常盤のこと。トランプ王国だけでなく各国から依頼を受け、不思議の国で発生したバグを調査し、バックグラウンドに介入して修復することを行っている。(バグは放置すると広範囲に影響が出るため、国の垣根がない世界的な問題)最近はバグの原因となり得るアリスの異変にも対応している。

 何故彼がバッググラウンドに介入できるのかを知る者はおらず、謎に包まれている。不思議の国に他の修理屋は居ない。





◆永白の国(ecila)

 トランプ王国とリアス教国の間にある、周囲をタルジーの森(別名「迷いの森」)に囲まれた小さな都市国家。現存する国の中でもっとも古い歴史を持っており、古の魔術を扱う。

 中立の立場を表明しており、関係性の悪いリアス教国とトランプ王国の中継ぎ貿易国として機能している。国王は表向きの張りぼてであり、実権を握っているのは魔術組織「嘉月会」である。

 永白には以下の四つの街しかない。
 花見街(はなみがい)、鳥鳴街(とりなきまち)、風寄街(かぜよりまち)、月待街(つきまちがい)





◆嘉月会(かげつかい)

 永白の実権を握る魔術組織。魔術の研究、国の自警、貿易、観光施設の運営などを行っており、永白全体を取り仕切っている。花見街の中心に本部を構えている。本部は、地上四階・地下三階の豪奢な御殿。旧組織名は「MARCH」





◆魔術

 意思の力「魔力」で外部に変化をもたらす術。トランプ王国をはじめとする他国で「意識エネルギー」と呼ばれているものを、永白が独自に解釈したものが「魔力」。実質同じものではあるが、定義の違いにより毛色が違う。

 嘉月会が現象を解明し知識の体系化をすることで、魔術は理解さえ出来れば誰でも再現可能になった。対して“魔法”は解明されていない、再現不能なもので、人智を超えた力のことである。

 魔術を発動させるには、何かしらのトリガー(印を結ぶ、呪文を唱える、指を鳴らす)が必要。熟練者であれば省くことも出来るが、最大の威力を発揮するには用いた方が良い。

 魔術の中でも、火や電気などの現象の発現は難易度が高いとされている。





◆認識による具現化の応用(物を取り出す)

 何もない場所から、手品のように必要なものを取り出す便利な技。

 ある場所に存在する物体を別の場所で認識すると、元の場所の物体は分解され、もう一方の場所に再構築されて姿を現すという仕組み。物体の再構築を行うには、物体への精度の高い認識・理解が必要であり、また前提として所有しているという事実に基づく自覚も必要になる。

 もしそれぞれの場所で二者が同時観測していた場合、所有権や意識エネルギーの強弱によってどちらに存在するかが決まる。人を呼び寄せることは理論上は不可能ではないが、実例は無い。





◆リアス教国(Liace)

 アリスを神と崇める宗教国家。独特の思想、厳しい戒律が存在している。
 スピリチュアルな組織である半面、不思議の国髄一の科学技術を誇る工業大国。トランプ王国と比べ圧倒的に少ない人口を補う為、機械やロボットを活用している。

 教国はヴォイドによる虚無化を“世界の浄化”と信じており、ヴォイドの妨げになる敵をロボット兵団で邪魔する。





◆イレーザー(リアス教国のロボット兵)

 消去する者の意。ヴォイドの進行を手助けするロボット兵団。
 あくまでヴォイドのサポート役であるため、殺傷力低めの攻撃が主。人々や世界はアリスの虚無化により浄化されるべきであるため、殺戮が目的ではない。ヴォイドの敵である王国騎士団やトランプ兵の邪魔をすることを役割としている。





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