全てが嫌いな嘘吐きの私を、オレンジ色が閉じ込める。ヘンテコな帽子を被った君が指を鳴らすと、下校のチャイムが完全に消えてしまった。

「お手をどうぞ、お嬢さん」

玩具箱から鳴るようなちゃちな音色で、メリーゴーランドは廻り始める。私は銀色の馬の背に乗って君に飽和するまで愛を囁かれ続けるの。嘘吐きの私は鼻で笑い飛ばして、本当吐きの君は私を抱きしめ続けて。




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